パリ国立高等音楽院サクソフォン科教授、クロード・ドゥラングル マスタークラス
「私は気持ちよく演奏するために練習をするんだよ」
しなやかで、音の粒がはっきり見えるけどなめらかなアルペジオを奏でながらそう彼は言いました。
それは、まるでハープのようなアルペジオだった。
パッと吹いた、ただの一瞬。音の高低で人を魅了した。
どれだけ鍛錬を重ねれば出来るのだろうか。
同じ人間なのか、と疑問に思った。
本当に素晴らしい人格で生徒を伸び伸びと演奏させるんだなぁという印象でした。
本当の音楽ってこういうことなんだな、音楽って本来こうあるべきだなって。
日本の教育は、コンクールや試験に傾き過ぎている気もするなって。
楽譜に捉われず、自由に解釈(っていうのも限度があるとは思いますけど)していいんだなって思いました。
でも、これは理論や経験に基づくものであると思うので、安請け合いは危険。
もう素晴らしくて何も言えませんし、まとめられません。
とりあえず、明日の演奏会、明後日のセルマージャパンのマスタークラスに行ってみてください。次の日には自分が別人になっていると思います。
おまけ
おちゃめな教授…笑 かわ☻
おわり。